井上2軍監督、ロドリゲスの打撃成長を評価「形になりつつあるかな」
◇29日 ウエスタン・リーグ くふうハヤテ2―4中日(浜松)
中日のクリスチャン・ロドリゲス内野手(22)が「2番・遊撃」でフル出場し、左越え二塁打を含む2安打をマーク。1軍の開幕戦で遊撃でスタメン出場した気鋭のカリビアンが徐々に力をつけている。
1点を追う3回1死で迎えた第2打席では、くふうハヤテ・池谷の低め変化球を引っ張り、低い弾道の打球が左翼手の頭を越え、悠々と二塁に到達した。
「1打席目で配球とか球筋を見た結果を、うまく生かすことができました」という納得の一打でベンチへ向かって右手を掲げた。
6回にも左前打を放ち、約3週間ぶりにマルチ安打を記録。「打撃が課題というところで日々そのレベルを上げることを意識している。結果が出て良かった」とうなずいた。
開幕を1軍で迎えたものの、4月下旬に出場選手登録を抹消された。2軍戦ではここまで45試合に出場。日本は試合前練習がキューバより長く疲労も蓄積してきているが、「その状況の中で毎日試合に出ることが成長につながると思う」と話す。井上2軍監督も「試合を重ねるごとに成長してきている。もっともっと伸ばしていかないといけないけど、ちょっとずつ形になりつつあるかな」と手応えを口にした。