中田翔、移籍後初のヒーローインタビューで感謝の言葉

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中田翔、移籍後初のヒーローインタビューで感謝の言葉

◇2日 オリックス1―2中日(京セラドーム大阪)=延長12回

 中軸のバットが勝利へと導いた。中日は2日、日本生命セ・パ交流戦のオリックス戦(京セラドーム大阪)を延長12回の末に2―1で競り勝った。最後に試合を決めたのは中田翔内野手(35)の一振り。1点を追う8回には、アレックス・ディカーソン外野手(34)に値千金の同点ソロが飛び出した。先発梅津晃大投手(27)は2軍降格からの雪辱のマウンドで気迫の投球を見せた。チームは苦しみながらも連勝で4位浮上。4日からバンテリンドームナゴヤで始まるソフトバンク3連戦へ向かう。

 腫れた患部はまだ痛い。そこまで4タコ。「それまでがふがいないバッティングだった」。しかしグラウンドに立つ以上、痛いかゆいは言い訳にならない。全てを引き受けた中田が鬼の形相で打席に向かう。
 同点で迎えた延長12回2死二塁。アウトになれば勝ちがなくなる場面。1ストライクからオリックスの6番手阿部が投じたスライダーだった。振り抜いた打球はライナーで左翼線へ。「しっかりと抜けた変化球を捉えることができた」。ゆっくりと二塁へ到達すると、ベンチに向かって右の拳を高らかと突き上げた。
 万全でなくともチームを勝利に導いた。5月30日の西武戦(バンテリン)で自打球を左膝付近に当てた。「もちろん痛みはある。まだ3日しかたっていないですけど、やれることを1日1日全力でやれれば」。前日に代打で出場すると、この日は「5番・指名打者」。スタメン復帰初戦で試合を決め、移籍後初めてヒーローインタビューに応えた。「梅津が気迫のピッチングをしてくれていたのに勝ちをつけられなかったことを野手陣は悔しく思っている。ピッチャー陣も最後まで粘り強く、すごい投球をしてくれた」。交流戦に入り、なかなか投手陣を援護できないもどかしさを、自らのバットで晴らした。
 痛みよりもチームの勝利―。これは今に始まったことではない。2017年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に侍ジャパンの主軸として選出された。その集合前に左手首痛を発症していた。それでも何食わぬ顔でチームに合流。「もううちは2人辞退しとるやろ。これ以上、迷惑はかけられん。そういうことや」。この時すでに日本ハムからは大谷(現ドジャース)と中島が辞退していた。チームを背負っている以上、自分まで辞退は許されないという考えだった。そのWBCでは予選で3本塁打を放つ活躍をみせ、米国での準決勝進出の大きな立役者になった。

https://www.chunichi.co.jp/article/907691

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