DeNA東と今永「ハマのエース左腕」の絆「今永さんの活躍は僕の中ですごく刺激になっている。負けたくないし、追いつけるように」
「ハマのエース左腕」には、共通する感覚がある。東は練習中、左手にボールを握りながらランニングを行う。自身もいつ始めたか覚えていない癖だ。「この握り、しっくりきそう、みたいな発見があるので」。リーグ最多の16勝を挙げた昨季の飛躍を遂げるきっかけとなった変化量の大きいスライダーも、そこから誕生した。
実は、昨季までDeNAのエースを担い、今季から米大リーグのカブスに移籍した今永も、同様にボールを握って走っていた。キャッチボールの相手を務めていた東は「たぶん一緒です。そういう話をしたときに発見というか、〝先発あるある〟じゃないですかね」と笑顔で明かした。
メジャーで開幕5連勝をマークする先輩に負けじと、日本で開幕4連勝を飾った東は「試合後には『ナイスピッチ』という連絡も取っているし、今永さんの活躍は僕の中ですごく刺激になっている。負けたくないし、追いつけるように、とずっと意識している」と言い切った。たとえ距離は離れても、サウスポーの絆は固い。