西勇輝（35）、現状維持3億円。今季は故障で1登板「逆に言えば幸せ。今まで大きな怪我せず100勝できた

阪神・西勇輝は現状維持の年俸3億円「いつかするけがが今年に来たら仕方ないなと。悲観をせずに」

阪神・西勇輝投手（35）が1日、西宮市の球団事務所で契約更改交渉を行い、現状維持の年俸3億円でサインした（金額は推定）。来季は4年契約の最終年となる。

「膝をけがして、14年間ぐらいローテーションを守ったので、いつかけがをするだろうし、そのけがが今年に来たら仕方ないなみたいな感じですね」

プロ17年目となった今季はシーズン序盤に「右膝内側側副靱帯の変性」により離脱。長年先発ローテーションを守り続けてきたが、1軍でもわずか1試合登板に終わった。

それでも「逆にいえば、今まで幸せだったなと。体が丈夫で、100勝以上もできて、2000イニングも放れてっていう、トータルで見ると18歳から35歳までよくやってきたんじゃないかな。そういう悲観をせずに、来シーズンこの自主トレ期間を良いものにしてキャンプに向かえばいいんじゃないかなって。しっかりといい状態でやっていきたい」と前を向いた。

来季からはオリックス時代の同僚で、同級生の伏見（日本ハムからトレード移籍）も加入する。「プライベートですごく仲良くて、今回も来るにあたって喜びもある。お互いしっかり試合出られるように頑張って行けたらいいかなと思います」と久しぶりのバッテリー結成へも意欲を見せた。