今回の件について、実際に誰が何をしたのかを外から見ている自分が断定するつもりは全くありません。
ただ「これだけは」と伝えたいことがあります。
プロ野球選手にとって、危機管理は本当に大切です。
誰と付き合うのか。
どんな場所に行くのか。
どんな環境に身を置くのか。
そして、その行動が自分の野球人生にどう影響するのか。
そこまで考えて、自分自身を守ることもプロとして大切なことだと思います。
子どもの頃から本当にたくさんの選手が夢見て、厳しい競争を勝ち抜いて、ようやく辿り着ける場所。
そこに立てることは、決して当たり前ではありません。
自分もプロ野球から一線を引いてそのことをより強く実感しました。
現役の時は、毎日野球をすることが当たり前になってしまう。
プロ球団のユニフォームを着ることも、プロ球団の球場でプレーすることも、ファンの方に応援してもらうことも、いつの間にか日常になってしまいます。
でも、その日常は永遠には続きません。
プロ野球選手でいられる時間は、本当に短くて、ものすごく尊いものです。
だからこそ、その貴重な時間を自分自身の判断で失うようなことはしてほしくない。
身体を鍛える。
結果を出す。
もちろん、それはプロとして当たり前です。
でも同じくらい、
自分を守ること。
一緒にいる人を選ぶこと。
誘惑や危険から距離を置くこと。
「これはやめておこう」と言えること。
これもプロとして必要な能力だと思います。
そして、野球人生が終わった後も人生は続いていきます。
目の前の一瞬の楽しさや付き合いのために、何年も何十年も積み上げてきたものを失う可能性があるなら、立ち止まって考えてほしい。
「自分の人生は自分で守る」
その意識を持ってほしいと思います。
プロ野球選手であることは、当たり前ではない。
何万人、何十万人という人が夢見ても、ほんの一握りしか立てない場所です。
その場所に今いる選手には、その価値を忘れないでほしい。
自分の名前、信頼、家族、支えてくれる人たち、そしてこれからの人生。
全部ひっくるめて守ることも、プロとしての責任だと思います。
自分もプロ野球を離れてから、現役時代がどれだけ恵まれていて、どれだけ尊い時間だったのかを改めて感じています。
それが今回のニュースを見て、自分が一番伝えたいことです。
