上林誠知「CSに出ることでチームの流れは変わる」3位・DeNA戦に臨む!!
◇28日 中日4―3ヤクルト(バンテリンドームナゴヤ)
中日は28日、本拠地・バンテリンドームナゴヤでのヤクルト戦に4―3で逆転勝ち。2カード連続の勝ち越しで、借金を「10」に減らした。1点を追う7回に迎えた2死満塁の好機で、3番・上林誠知外野手(30)が右前へ2点適時打。2・5ゲーム差で臨む29日から3位・DeNAとの直接対決に向けて、大きな弾みがついた。
中日は28日、本拠地・バンテリンドームナゴヤでのヤクルト戦に4―3で逆転勝ち。2カード連続の勝ち越しで、借金を「10」に減らした。1点を追う7回に迎えた2死満塁の好機で、3番・上林誠知外野手(30)が右前へ2点適時打。2・5ゲーム差で臨む29日から3位・DeNAとの直接対決に向けて、大きな弾みがついた。
久々の殊勲打にクールな男・上林の表情が緩んだ。1点を追う7回2死満塁で放った打球は二塁手の頭上を越えて、右前ではずんだ。2人の走者が本塁を駆け抜けるのを見届けると、口元には笑みが浮かんだ。そして、両手を掲げた。
「最近いいところで打てていなかったので気合をいれて入りました。最高にうれしい」
白熱のシーソーゲームにけりをつけた。1回に先制されたが、その裏に逆転に成功。ただ、6回にオスナの同点ソロで追いつかれ、7回には内山の適時二塁打で勝ち越しを許した。敗戦ムードが漂う直後の攻撃。三つの四球で巡ってきた2死満塁の絶好機で打席に立った。「満塁なので走者をかえすことだけ」。左腕・荘司の甘く入った2球目の直球を振り抜いた逆転の2点適時打は2日の広島戦(マツダ)以来、今季6度目の決勝打となった。
“ジンクス”を打ち破った。今季放っていた14本塁打のうち10本が負け試合での一発。「自分が打つと負けるみたいな流れがあったんで」と自虐気味に語るが、14本中13本が最終的な得点差が3点以内の試合で飛び出している。接戦で打っている証拠。「ガヤガヤ言われるのもね。報われてよかったです」。うっぷんを晴らす一打でもあったのが表情に出た理由でもあったかもしれない。
全力プレーの先に見据えているのは、チームにとって2012年以来、13年ぶりのクライマックスシリーズ(CS)進出だ。「CSに出ることでチームの流れも変わる。自分は何度も(ソフトバンク時代に)経験しているんですけど、このチームでCSを経験することが意味がある」。かつて常勝ホークスの中心を担った男は、勝負の秋を戦うからこそ得られる勝者のメンタリティーがあることを知っている。
