もうAクラスは目と鼻の先だ。中日は19日のDeNA戦(バンテリンドームナゴヤ)に7―2で逆転勝ちし、5年ぶりとなる7連勝。4番細川成也外野手(26)が同点の6回に決勝の2点適時打を放った。投打ガッチリの快勝で、敗れた広島をかわして5月4日以来の4位浮上。3位DeNAとは0・5ゲーム差、2位巨人とも1ゲーム差に肉薄した。20日に勝って巨人が敗れれば、一気に同率2位となる。
打つべき人が打てば勝つ。チームは最後にAクラス入りした2020年10月以来、5年ぶりとなる7連勝。勢いに乗る竜の強さを象徴したのは4番細川の一打だった。
2―2の同点で迎えた6回。1死から岡林、田中の連打で塁をにぎわせると、上林は申告敬遠で満塁。細川がDeNAの3番手・石田裕のフルカウントから6球目の外角直球に食らい付いた。打球は左前に抜け、走者2人が生還。この一打で先発・マラーの白星も舞い込んだ。
「前の打者が必死につないでくれた。自分の1本でマラーに勝ちを付けられてよかったです」。細川は胸をなで下ろした。
打線の軸として、求められるのは打点。本人も承知の上だ。「走者をかえすのが僕の仕事。ただ、今年は去年以上に考え過ぎていました」。相手投手、配球、待ち方…多くのことを想定して打席に入るのは大前提だが、「考え過ぎてバットがパッと出なかったり、思ったように打てないなと」。シーズン序盤、周囲の期待に応えられないもどかしさがあった。
そんな自分に気付いたのは、故障で離脱したリハビリ期間。「自分の打撃は変えずに、常に頭の中をリセットして打席に入れればいいのかなと思えるようになりました」。考えても、考え過ぎない。たどり着いた境地で、ここまで7月の打率は3割5分3厘。この日は複数安打で12戦連続安打とした。
前後を担う上林やボスラーの存在も大きい。「チャンスメークしてもボスラーがかえしてくれる。良い打者が後ろにいるので、自分も考えて打席に立てています。打点を稼げることが理想。いい形でできている」と束になって相手を威圧している。
振り返れば、細川が9回に起死回生の逆転3ランを放った9日の巨人戦(福島)からチームは7連勝。「みんなの頑張りが連勝につながっていると思います。やることをやるだけ。巻き返して、チームの勝利に貢献したいです」。勢いは加速する。まだまだ、暴れ足りない。
4番 細川成也、満塁から勝ち越し2点タイムリー!7月の打率は3割5分3厘!!
中日ドラゴンズ4番 細川成也、満塁から勝ち越し2点タイムリー!7月の打率は3割5分3厘!!
◇19日 中日7―2DeNA(バンテリンドームナゴヤ)
