ボスラー、存在感光る来日初の2戦連続アーチも、改善ポイント語り反省忘れず
◇3日 DeNA8―5中日(横浜)
中日は3日、敵地・横浜でのDeNA戦に5―8で敗れ、今季初の5連敗。借金は今季ワーストの「9」となった。初回にジェイソン・ボスラー外野手(31)の3ランで幸先よく3点を先制したが、先発のカイル・マラー投手(27)がまさかの乱調。すぐさま同点に追い付かれ、4回には勝ち越されるなど5イニング5失点で5敗目を喫した。
鮮やかな一発で横浜の夜空を彩った。ボスラーが初回に今季6号となる先制3ラン。来日初の2戦連続アーチと存在感が光った。
2死走者なしからスコアボードに「3」を刻んだ。先頭から上林、田中は凡退も、岡林が四球で出塁。細川も左前打でつないで2死一、二塁。絶好の好機で打席に向かうと、DeNAの先発・小園のカウント1―1から3球目のスプリットを強振。打球は右翼方向へ強く吹いていた風にも乗り、右中間スタンドに達した。
2日の同戦では、あとわずかで場外弾という特大のソロ本塁打を放った。「今日は打った瞬間スタンドに入るか分からなかったから、全力で走ったよ」。勢いよく先制パンチこそ決めたものの、チームは5連敗。「得点はチームの手助けになるけど、試合に勝てていないからね」と自身も手放しでは喜べない。3回は得点圏で空振り三振に倒れるなど、初回以降の3打席は凡退。「ボールは強く打てているけど…。そのなかで三振も多いので、そこを改善していきたい」と反省も忘れなかった。