【6/29 2軍 D1-2T】草加勝、5度目登板はプロ最長4回68球零封!落合2軍監督「器用にやっている」
◇29日 ウエスタン・リーグ 阪神2―1中日(SGL)
中日・草加勝投手(23)が先発し、プロ最長の4イニングを4安打無失点と好投した。
灼熱(しゃくねつ)のマウンドで草加が4イニングを零封だ。プロ入り後の最長イニングを投げ、球数も最多の68球。また一歩、ステップを上げた。
「球数の制限がきて4回になりましたけど、前回よりもずっといい球が投げられていたので良かったです。最後の方はちょっと球が浮いてしまいましたけど、反省点として次につなげたい」
初回は、わずか5球で打者3人を料理する上々の立ち上がり。2回は1死から渡辺と百崎の連打で一、三塁のピンチを招いたものの後続をピシャリ。4回は1死から渡辺を四球で歩かせ、2死から井坪に右前打を許して一、三塁とされたが長坂を見逃し三振と、ここでも粘った。
昨年2月に右肘内側側副靱帯(じんたい)再建術(通称トミー・ジョン手術)を受け、今年4月末にプロ初登板を果たした。この日が5度目の登板で、先発は3試合目。落合2軍監督は「ゲームメークが下手な子ではないので器用にやっていると思う。フレッシュ(球宴)に選ばれているので、逆算しながらいい状態で挑めるように起用したい」と話した。
「次もちょっと球数が増えると思いますけど、今日以上にいい投球ができるようにやっていきたいと思います」と草加。今後も着実に歩を進めていく。