中日 高卒ルーキー高橋幸佑の投げっぷりに、井上監督「秋に一軍を経験させたい」
中日の井上一樹監督が25日、高卒1年目の無印左腕に首っ丈となった。本拠地の全体練習でシート打撃を行い、2軍からの推薦で参加したドラフト5位ルーキーの高橋幸佑投手（18）の投げっぷりにご執心。シーズン終盤での1軍起用プランを口にした。
井上監督には光って見えた。同じく2軍から参加した仲地や松木平への評価は「うん（いける）、ってならない感じ」と厳しい。一方で、ネット越しに目についたのは高橋幸だった。
甲子園未出場で、ウエスタン・リーグ未登板。実戦は練習試合のみの無印左腕。シート打撃では最速147キロの真っすぐ。指揮官はスライダーも使いながら打者3人と対戦して無安打、加藤匠とドラフト3位・森駿から2奪三振のシーンを目の当たりにした。
「高卒1年坊があんだけの球を投げるというのは、やっぱりうまいこと育てると面白い存在になる。期待感はすごくある。頭の中に起用法もある。秋に（1軍を）経験をさせる、というね。1試合でも2試合でも実績を残させるっていうのが、のちのち大事になってくるから。そういうような機会を与えられるように頑張ってほしいかな」
球威、投げっぷりに目を丸くした。春季キャンプでは2軍読谷組から、1軍のアグレ北谷に呼んでブルペン投球もさせた。将来、先発として起用するために育成法を練ってきた。
