【神宮の鬼】村松開人が今季1号HR!リハビリ中に「打撃の感覚、見直してきました」

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【神宮の鬼】村松開人が今季1号HR!リハビリ中に「打撃の感覚、見直してきました」

◇29日 ヤクルト0―6中日(神宮)

 中日は完勝し、4カードぶりの勝ち越しとなった。打線は「8番・遊撃」でスタメン出場した村松開人内野手(24)が今季1号となる2ランを2回に放つなど今季最多タイとなる計13安打とフル回転。今季初の先発野手全員安打をマークした。30日からはバンテリンドームナゴヤに戻って、セ・パ交流戦前最後のカードとなる巨人3連戦。この勢いのまま、本拠地で宿敵をのみ込んでしまいましょう!
 逆襲開始だ。今季最多タイの13安打と奮起した竜打線。神宮の夜空にアーチを架けたのは、やはり”神宮男”の村松だった。2点をリードした2回無死二塁で「真っすぐに狙いを定めました」。ヤクルト・小川が投じた初球を迷わずに強振した打球は右中間席に飛び込む1号2ランとなった。
 3年目の今季は開幕から打率が1割台と振るわなかった。さらに、4月23日の巨人戦(東京ドーム)の3回に投ゴロに倒れた4球目の変化球を振り抜いた際、「変化球だと思って、ためてためて振った瞬間にブチって音がしました」。右内腹斜筋損傷で離脱。その3日前から打撃フォームを昨季までの形に戻し、感覚を染みこませようと努力していた最中だった。
 リハビリ期間は打撃を「元に戻す」ことに専念できた。「打撃の感覚、体の使い方を見直してきました。ようやく良い感じだなという打席が多くなってきた。あともうちょっと…。細かいところを詰めていきながら感覚を取り戻していきたいです」。今カードから1軍に昇格。昨季は打率6割5分と大暴れした神宮試合をこう捉えていた。
 「思い切ってやることが大事なんだと初心に戻れる場所だと思います」
 明大2年時の春季リーグ戦。開幕スタメンをつかみながら、結果が出ずレギュラー落ちを経験した。転機は同年秋の立大2回戦。代打で出場し、左中間に適時二塁打を放った。「取り組んできたことがようやく形になって表れてきたかなという感じ。そこから打撃を発展させた。あの一打がターニングポイント」。もどかしい日々に終止符を打った場所なのはプロでも変わらない。
 ルーキーイヤーの2023年から3年連続本塁打を達成したが、場所はいずれも神宮。「何かあるんじゃないですかね」と語る。そして、気持ちを新たにする。「しっかり率を残せるようにしたいです」。そんな村松が勢いをつけたチームは今季初の敵地での勝ち越しを決めた。

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https://www.chunichi.co.jp/article/1074515

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