【4/30 2軍 D2-3C】草加勝、3者連続三振の衝撃デビュー!落合2軍監督の期待に応える!!
◇30日 ウエスタン・リーグ 中日2―3広島(ナゴヤ)
プロ1年目だった昨年2月に右肘内側側副靱帯(じんたい)再建術(通称トミー・ジョン手術)を行った中日・草加勝投手(23)が30日、ウエスタン・リーグの広島戦(ナゴヤ)でプロ入り後初めて実戦のマウンドに上がり、3者連続三振の衝撃デビュー。1イニングを投げ無安打無失点に抑えた。試合は中日が2―3で敗れ、連勝は6で止まった。
「ピッチャー草加」が場内にコールされると、大きな拍手と歓声が沸いた。「思っていたよりも緊張しなかった」。そう振り返ったデビュー戦は、誰もが想像しない圧巻の奪三振ショーだった。
1―3の8回からマウンドへ。先頭・中村貴への初球はいきなり最速の151キロを計測し、最後はツーシームでバットは空を切った。宇草を4球目のツーシームで空振り三振に。内田はスライダーで空振り三振に斬った。
亜大時代の2023年10月19日の国学大戦以来559日ぶりの登板。「自分の出せるパフォーマンスができた。(三振は)狙ったわけではないけど、結果が三振になったのはいい方だと思います」とうなずいた。
1年以上に及ぶリハビリ期間を乗り越えてたどり着いた初マウンド。昨年2月の沖縄・座喜味城跡公園内で、当時コーチの落合2軍監督と散歩した際に掛けられた言葉を胸に秘めて登板した。
「マウンドに上がったら自分が一番すごいんだぞ、という気持ちで1年間過ごせと言われていた」と会話の内容を明かし「今日ので少しは見せられたかなと思います」。ドラフト1位で入団した才能豊かな右腕が、その片りんを披露した。