いくつもの奇跡を起こしてきたホワイトソックスの新たな挑戦が始まる。昨季まで3年連続で100敗以上を喫した球団として史上初のポストシーズン(PS)進出を果たし、アストロズとのワイルドカードシリーズ(WCS)も無傷の2連勝で突破。PSを勝ち上がったのは、ワールドシリーズを制覇した2005年以来、21年ぶりだった。
大躍進のキーマンとなったのは、移籍1年目から35本塁打、77打点と圧巻の打撃を見せつけた村上であることは誰もが認めるところ。今後はどこまで上り詰められるかが最大の関心事となっている。
まさに〝台風の目〟となっているチームでは、まさかのフレーズがナインの間で爆発的に流行している。それは何と「禁欲しよう!」だという。
米全国紙「USA TODAY」などによると、てん末はこうだ。発端はWCS突破を決めた第2戦に先発し、4回3失点の粘投で勝利に貢献したショーン・バーク投手(26)が発した言葉にある。登板前に意気込みを聞かれた際に「僕には家族なんかいない。彼女もいないし、子供もいない。これ(野球)が僕のすべてなんだ」と力説してみせた。
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/405321?page=1
実際に昨季はDeNAでプレーし、今季からホワイトソックスに在籍するアンソニー・ケイが「THIS IS MY LIFE.NO FAMILY,NO GIRL,NO KIDS.THIS IS ALL I DO.」と記されたバークの写真をX(旧ツイッター)で拡散するなど大盛り上がり。
振り返れば、村上も泡にまみれた2度目のシャンパンファイトが行われたクラブハウス内には「Celibate for Sean(ショーンのために禁欲しよう)!」という謎の絶叫が飛び交っていた。その答えはバークの発言にあったわけだ。
ロースター入りしているメンバーは、村上らメジャーでのキャリアが浅い選手がほとんど。怖いもの知らずで何でもネタにしてしまうノリの良さも、追い風になるだろう。
前出の同紙は「実際にはバークに家族がいる」としながらも「若くて型破りなホワイトソックスは、まるで大学チームのようにプレーオフ中もパーティーざんまい」と最高潮のムードを強調した。
本当に「禁欲」するのかは定かでない。ただ、下克上軍団の進撃は簡単には終わらなさそうだ。
