金丸夢斗、あえての2軍降格!指揮官が次代のエースに託した「成長への宿題」
中日のドラフト1位・金丸夢斗投手(22)が25日、出場選手登録を抹消された。これまでの登板間隔を考慮したものとは異なる2軍降格。荷物をバンテリンドームナゴヤからナゴヤ球場へ移した左腕の課題は変化球の精度を上げることで、井上一樹監督(54)はパワーアップして新しい金丸に成長するための過程と説明した。
金丸がナゴヤ球場に自らの荷物を移した。はっきり分かっているのは、「変化球の精度を上げなくちゃいけません」ということ。5月5日のDeNA戦(バンテリン)での1軍デビューから4カ月弱で12試合に投げて現状を把握し、課題解決への道筋も理解していた。
真っすぐは抜群。変化球も一流ならば、もっと勝てたかもしれない。24日の広島戦(マツダ)では5イニングを投げて5失点。3回にチェイビスの失策から始まったため自責点0だったが、この回に打たれた本塁打を含む4本の安打のうち3本は変化球。低めにコントロールしてもはじき返された。
もちろん、早期復帰を狙う。「少しでも早く1軍に上がりたいです。暑いところで投げて、体力も考えながらリセット、リフレッシュして頑張ります」。寮の入り口付近では、練習を終えた同学年の高橋宏とばったり会った。目が合った背番号19から右肩をポンポンとたたかれた。なぐさめられるわけでも、励まされるわけでもなく、互いの感情を理解し合った。
一方、井上監督は今回の降格期間を成長への通過点と定めた。22歳とまだまだ若いだけに焦る。しかし、指揮官はいったん立ち止まって、考えさせることから始める。だから、1軍には同行させず、ナゴヤ球場で練習させることを決めた
「素晴らしい素質を持っている。それは認めた上で、プロって簡単に勝てないという壁にぶち当たった。足らない部分を投げて経験させることで分からせてきた。過保護に育てるつもりもない。1軍に同行させるプランもあったけど『1回、2軍に渡せ』という形」。2軍落ちという言葉の意味を受け止めて、再起への力に変えてもらう。
