1軍復帰の柳裕也が5回1失点の力投 「自分が連勝を止めるわけにはいかない」
◇15日 阪神2―3中日(甲子園)
柳が帰ってきた。満員の甲子園球場で、臨んだ1軍復帰マウンド。4連勝のバトンを受け、「自分が復帰して連勝を止めるわけにはいかない。久しぶりの登板で足が震えました」。高まる緊張を感じながら、毎回走者を背負いながらも、懸命に腕を振り、5イニング4安打1失点と粘った。
唯一の失点は初回だった。先頭の近本を145キロ直球で一ゴロに封じ、中野は内角直球で見逃し三振に仕留めた。しかし、森下を左前打で出すと、佐藤輝に四球を許し、2死一、二塁となった。続く大山に2ボール1ストライクから、スライダーをはじき返され、三塁線を破られた。離脱前に継続していた連続無失点が途切れ、20イニングぶりに0以外を刻まれた。なお、2死二、三塁のピンチは小幡にカットボールを振らせ、最少失点で切り抜けた。
以降も、コーナーを狙ってカウントを悪くし、走者を背負いながらの投球が続いた。「復帰登板というのもあって、ちょと慎重になってしまった」と4回まで88球。1点リードの5回には1死から中野に四球、森下に死球を与えた。佐藤輝は143キロ直球で3球三振としたが、大山には再び四球を与え、無安打で2死満塁。「きょうはそういう日だと割り切って」と集中力は切らさず、再び小幡を一ゴロに封じて最大のピンチを脱出した。
開幕直後の登板4試合で1勝1敗。25イニングを投げ、防御率は0・72と抜群の安定感を見せていた中で、4月23日の巨人戦(東京ドーム)で右肩の違和感を訴え、戦列を離れた。「けがをした自分が一番悪い」と悔しさを持ち、リハビリに励み、厳しい暑さの中、83日ぶりに1軍に戻ってきた。
