細川成也、1軍復帰即マルチ「去年のいい時に近い形で振れている」
◇19日 中日1―6オリックス（バンテリンドームナゴヤ）
故障で戦列を離れていた中日の細川成也外野手（26）が復帰戦で2安打を放ち、復活をアピールした。19日に出場選手登録され、「日本生命セ・パ交流戦」のオリックス戦（バンテリンドームナゴヤ）に「6番・左翼」で先発出場。1打席目に安打を放つと、2打席目は会心の打球を飛ばし二塁打。戻ってきた主砲が残り試合で打線を引っ張る。試合は中日が1―6で敗れた。
2カード連続の負け越しでチームの借金は再び4に膨らんだ。序盤から失点を重ねた苦しい敗戦。その中にも一つの光明はあった。右太もも裏の故障から細川が1軍のグラウンドに戻ってきた。「早く帰ってこられたことがとてもうれしいです。ここから巻き返していけるように頑張りたい」
試合前からうずうずしていた。「6番・レフト・細川」とコールされると本拠地にはひときわ大きな歓声。2回に一塁後方へ落ちる安打でHランプをともすと、5回にはオリックス・田嶋の直球を引っぱたいた。持ち前のフルスイングから放たれた打球は真っすぐ伸び、左中間フェンスを直撃。この日の唯一の得点につなげた。
5月5日のDeNA戦（バンテリン）で故障。けがでの離脱となったが、打率1割9分1厘、2本塁打、7打点と本調子とは程遠かった。この日は二塁打を含むマルチ安打。「（離脱前より）だいぶいいと思います。去年のいい時に近い形で振れている」と復調の手応えを感じている。
