カリステ、9回のバントは「自分の判断。やらなければいけないことをできなかった」
◇23日 中日0―3阪神(バンテリンドームナゴヤ)
本拠地に何度もため息が充満した。中日は23日の阪神戦(バンテリンドームナゴヤ)に延長11回の末0―3で敗れた。毎回のように得点圏に走者を進めながら走塁ミスもあって好機を潰し、我慢を重ねた投手陣が最後は失点した。2試合連続今季11度目の零封負けで、借金は今季ワーストの5に膨らんだ。
勝負が決まったのは延長11回に5番手の藤嶋が打たれたから。でも、勝つチャンスはあった。本塁を直接、または間接的に遠ざけたのはカリステの走塁ミスと犠打失敗だった。
両軍無得点の5回無死一、三塁。絶好機で二遊間は下がっていた。打席は宇佐見。併殺でも先制点。背番号39はフルスイングで仕掛ける。結果は遊飛。1死を奪われた。
続く打席は山本。阪神ベンチの指示で立ち上がった捕手・坂本は派手なジェスチャーを繰り返した。警戒されたのは重盗とスクイズ。初球。坂本は外角ボールゾーンに構え、明らかなボール球を投げさせた。相手ベンチによる様子見。いったんバントの構えをした山本はバットを引いた。
その時だった。大きくリードをとったカリステが三塁へ戻りきれない。坂本からのけん制で刺される痛恨。助っ人は「サインは(山本への)セーフティースクイズだった。自分のミス」とうなだれた。カリステは9回無死二塁ではバントを2度ファウルにする。ヒッティングに切り替えて空振り三振。「(バントは)自分の判断。やらなければいけないことをできなかった」と悔やんだ。
